「自分たちも支援したい」京都・亀岡の中学生が能登地震の被災地へ募金

生徒に募金を呼びかける育親中生徒会のメンバー(亀岡市本梅町・育親中)

 能登半島地震の被災地を支援しようと、京都府亀岡市本梅町の育親中で生徒会のメンバー6人が募金活動をした。生徒や教職員から6万円余りが寄せられ「家でお手伝いをしたお駄賃を持ってきてくれた人もいた。協力してくれて感謝したい」と話した。

 地震のニュースを見て「自分たちも少しでも支援したい」と、3学期が始まってすぐに生徒会担当の教員に提案。協力を呼びかけるチラシを作成し、校内に掲示したり全生徒に配布したりした。

 1月22~31日のうち5日間、登校時間帯に手作りの募金箱を持って玄関前に立った。生徒たちは自分の小遣いや親から託された善意を、次々と箱に入れていた。

 計6万3769円が集まり、日赤を通じて寄付した。生徒会長の2年法貴虹夢さん(14)は「食料や寒さをしのげるものに使ってほしい」と望んでいた。

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