春の訪れを告げる、だるま市「三原神明市」が4年ぶりに開幕され、初日から多くの家族連れなどでにぎわっています。
新型コロナの影響で4年ぶりとなった神明市…。JR三原駅の北側およそ2キロ区間には500の露店が立ち並び、飲食や植木などが販売されていました。
主役でもあるだるまを販売する露店にも多くの人が詰めかけました。赤・白・緑などの色や、「家内安全」「目標達成」といった願いごとから、お目当てのだるまを買い求めていました。
来場者
「初孫ができたので、最初は健康だけ、だるまにお願いしようかな」
午後2時からは、地元・三原小学校の3年生や幼稚園児が、だるまの張り子の被り物やお面を着けて、練り歩きました。
児童たち
「被り物は前が見えづらかったけれど、楽しかった」
「ちょっと頭が痛かったけれど『かわいい』と言われてうれしかったです」
神明市は室町時代末期に始まったとされていて、後に三原城を築いた小早川隆景は、人出を見てその年の景気を推し量ったとも伝えられています。
行事は11日までで、落語や人形時代劇などが連日予定されています。