【新型コロナ】倦怠感、せき、嗅覚・味覚障害…長引く後遺症4割超 神奈川県が調査結果公表

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症の後遺症を巡り、神奈川県は県民と医療機関に実施したアンケート結果を公表した。感染歴がある回答者のうち、2カ月以上にわたる倦怠(けんたい)感などの症状があったとする人が4割を超え、このうち2割は回答時まで症状が続いているという。

 県は3月に改定する県感染症予防計画に、後遺症に関する情報提供などを盛り込む予定だ。

 県は昨年10月、無料通信アプリ「LINE」の県公式「新型コロナ対策パーソナルサポート(行政)」登録者にアンケートを呼びかけ、約1万8千人が回答した。感染歴がある約9600人のうち、約4300人がせき、嗅覚・味覚障害、脱毛などの症状を訴えた。

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