利賀センターに売店、カフェ 南砺・地域づくり協、JAから経営承継

プレオープンした売店と利賀の山カフェ=南砺市の利賀市民センター

 南砺市利賀地域づくり協議会は9日、利賀市民センターで「売店&利賀の山カフェ」の運営を始めた。JAとなみ野が運営していた地域唯一の売店を引き継ぎ、食料品に加え、クロモジ茶やとち餅、そば粉など特産品もそろえて特徴を出した。開業式典で田中幹夫市長ら関係者が地域活性化につながることを期待した。

 市民センターにもともとJAとなみ野利賀支店があり、売店を運営していた。2月に機能を井波中央支店に移管したことで、売店が閉店となった。利賀地域には、食料品を扱う八百屋のような商店がなく、同協議会が経営を引き継ぎ、新たにカフェを設けた。

 2階の地域づくり協議会事務所を1階の売店のスペースに移転。2階には新年度、国土交通省利賀ダム工事事務所の監督員詰所が入居する予定。

 式典で同協議会の野原宏史会長が「住民が気軽に集える場を目指す」とあいさつした。田中幹夫市長、土田英雄JAとなみ野組合長、大角一浩同ダム工事事務所長が祝辞を述べた。

 10、11日に大抽選会、10~17日に利賀の味覚プレゼントがある。

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