山形銀新本店ビルが着工 26年春、営業開始予定

山形銀行新本店ビルの完成イメージ図(同行提供)

 山形銀行は9日、山形市七日町3丁目で建て替え中の新本店ビルが着工したと発表した。増床やエレベーターの増設など工事項目の追加により、当初2025年秋としていた新本店での営業開始は26年春になる予定。

 施工は大林組・千歳建設・山形建設・渋谷建設・市村工務店共同企業体で、26年2月に完成する。省エネルギーや省資源化のため、空調効率の向上や省エネ設備の導入により、エネルギー消費量を大幅に抑えた施設にする。

 新本店ビルは鉄骨造りの地上7階建てで、敷地面積は約3900平方メートル、延べ床面積は約1万4700平方メートル。本店営業部や本部機能に加え、公益機能を備えるのが特徴で、1階にイベントに活用できる「にぎわい広場」やシェアスペースを設け、2、3階には一般にも貸し出す多目的ホールを造る。別棟で自走式の4階建て駐車場を建てる。

 本店や本部の機能は現在、同市旅篭町2丁目の同行旅篭町ビルに仮移転している。

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