北東北の新たな食の魅力 ミシュラン二つ星シェフが特別料理

岩手短角和牛のステーキ(右手前)など北東北の食材を使った料理

 北東北の食材を活用し、新たな食の魅力の創出と発信を目指すイベント「北東北ローカルガストロノミー岩手・八幡平」は7日、八幡平市松尾寄木の複合型商業施設ノーザングランデ八幡平で開かれた。著名なシェフが一夜限りの特別料理を提供。地元の食材に新たな価値を加えて国内外にアピールし、多くの観光客誘致につなげる。

 八幡平DMO(寺田匡宏社長)が主催し、生産者を含め県内外の28人が参加。米国のミシュラン二つ星を史上最年少で獲得したシェフのライアン・ラティーノさん(33)が考案した料理や地酒を味わった。本県や青森県などで活躍するシェフやバーテンダーが調理をサポートした。

 料理は岩手短角和牛のステーキや八幡平市産マッシュルームをのせたアワビ、南部鉄瓶で注ぐひっつみ風スープなど全11品。ラティーノさんが自身のレストランで提供するレシピをベースに、北東北の郷土料理からも着想を得てアレンジを加えた。

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