「コロナで半減したので…ぜひ来島を」14店自慢のオリジナル丼でおもてなし!きょうから“初島漁師の丼合戦”

相模灘に浮かぶ静岡県熱海市の初島の漁師たちが、自慢の丼ぶりめしを販売するイベント「丼合戦」が2月10日から始まります。初島では、コロナ禍に半分まで落ち込んだ観光客を呼び戻そうとこのイベントに期待を寄せています。

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<Terrace Rerstaurant ENAK 海老名雄弥さん>
「お待たせしました。こちら海の幸3種ちょこっと丼です」

初島の「Terrace Rerstaurant ENAK」で提供されているのは「海の幸3種ちょこっと丼」(税込1,600円)。かき揚げ、しらす、さくらえびの3つの丼ぶりが揃った贅沢なセットです。

<東部総局 中西結香記者>
「すごくスペシャルな丼ぶりですね」

<Terrace Rerstaurant ENAK 海老名雄弥さん>
「10日から始まる、丼合戦という初島の14の店舗で、おのおの独自の丼ぶりで提供させていただくイベントの1種」

熱海港から船で約30分。あたみ桜や菜の花が見頃を迎えている熱海市初島では、10日から冬恒例のイベント「初島漁師の丼合戦」が始まります。2024年は、漁師が営む食堂など14店舗が、獲れたての地魚などを使った「オリジナルの丼ぶり」を振る舞います。その中の1つが…

<東部総局 中西結香記者>
「すごくおいしそうな丼ぶりですね。新鮮な魚がたくさん乗っています」

新鮮なアジやイカ、カンパチなど6種類の海の幸が乗った豪華な海鮮丼の「さかや丼」(税込1,600円)です。

<東部総局 中西結香記者>
「では、アジをいただきます。肉厚でかめばかむほど、うまみが出てきて、おいしいです」

船乗り場のすぐ近く創業49年の「おおや」では、3種類の海鮮に甘エビをトッピングした「三色丼」(税込1,600円)が食べられます。岩のりをふんだんに使った味噌汁も魅力です。

10日から始まる丼合戦、開催中の1か月間で、すでに7,000人の予約が入っているといいます。

<初島区副区長 宮下泉さん>
「コロナの時は、半減以下のお客さんの数でしたので、それに比べたらだんだん戻ってきたなという実感がある」

初島に訪れる観光客の数は、2019年は約30万人でしたが、新型コロナが流行した2020年には14万人と、半分以下にまで減少しました。しかし、新型コロナが5類に移行した去年はコロナ前の9割まで回復。10日からのイベントでさらに盛り上げたいと島全体で意気込んでいます。

<初島区副区長 宮下泉さん>
「漁師が営む食堂がみんな工夫した丼を用意してお客様をお待ちしています。ぜひ、初島のほうにご来島いただきたい」

初島漁師の丼合戦は、2月10日から3月10日まで開かれています。

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