叫んだ20代女性…はいていた下着を奪おうとした会社員を逮捕 近隣住民が追いかけて確保…警官が到着すると、倒れて“気絶したふり” 念のため救急搬送「私がやったと思います」と話す会社員、その後なぜか不起訴に

逮捕の男性不起訴 路上で下着強奪未遂

 1月18日、埼玉県志木市内の路上で女性の下着を無理やり奪おうとしたとして、同日に強盗未遂の疑いで朝霞署に逮捕されていた新座市野火止の会社員男性(27)について、さいたま地検は7日、不起訴処分とした。

 処分理由は明らかにしていない。

■駆け付けた近隣住民、そして“気絶したふり”(以下、初報記事)

 志木市内の路上で女性の下着を無理やり奪おうとしたとして、朝霞署は1月18日、強盗未遂の疑いで、新座市野火止、会社員の男(27)を逮捕した。

 逮捕容疑は18日午前0時40分ごろ、志木市内の路上で、20代の女性に後ろから近づき、両肩をつかんで引き倒すなどして、はいていた下着を奪おうとした疑い。調べに、「私がやったと思います」と容疑を認めているという。

 署によると、女性の「助けて」という大声を聞いた近隣住民の男性(30)が駆け付け、逃走した男を追いかけて数百メートル先で取り押さえた。

 女性の110番で駆け付けた朝霞署員が現場到着すると、男は路上に倒れたまま呼びかけにも応じなかったことから救急搬送されたが、けがもなく、体調に問題がなかったため、その後、署で逮捕された。確保時、気を失ったふりをしていたとみられている。犯行時は飲酒していたという。女性もけがはなかった。

 署は犯行に至った経緯や余罪の有無を調べている。

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