福井県福井市は新年度から、開設70年を超える福井競輪場(明里町)の大規模改修に着手する方針を固めた。近年好調な車券売り上げを背景に、バンクと有料観覧棟の老朽化対策、バリアフリー化などに2026年度までの3カ年で特別会計から総額約12億円を支出。安全なレース環境を整え、ファンサービス機能の向上を図る。24、25年度のレースは改修作業のない上期に集中開催することでそれぞれ9割程度の開催数を確保する。
市公営競技事務所によると、福井競輪場は1950年の開館。バンクの大規模改修は88年以来となる。バンク内部のアスファルト老朽化から表面が傷みやすくなっているといい、全面改修を通して耐久性の向上を図る。
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24年度は休場期間の12月~2月を含む下期に設計などを進め、25年度下期から本格的な改修作業に着手。26年度上期中の完了を目指す。24、25年度の場内開催レースは、一部翌年度に繰り越すなど上期に集中開催していくが、26年度の開催数は大幅な縮小も見込まれる。