2023年1年間に県内で確認された刑法犯の件数は5852件でした。県警は自転車を狙った窃盗や特殊詐欺に注意を呼びかけています。
県警によりますと、令和5年の1年間に県内で確認された暴行や窃盗、詐欺などいわゆる刑法犯の件数は2022年より増加した5852件でした。
このうち3700件が窃盗犯で、2023年特に増えたのは空き家を狙った窃盗で、2022年から208%増加した108件でした。
また自転車を狙った窃盗は806件にのぼり、被害にあった7割が鍵をかけていなかったことから、県警では「短時間でも離れるときは必ず鍵をかけて」と呼びかけています。
一方、特殊詐欺の件数は2009年以降で最多となる230件、被害総額はおよそ5億9310万円にのぼりました。
手口別では預貯金・キャッシュカードをだまし取る手口が84件、架空料金請求詐欺は77件でした。
県警では「特殊詐欺の手口は頻繁に変わるので、電話口でお金の話が出たらまず詐欺を疑ってほしい」と呼びかけています。