現地2月10日に行なわれたアジアカップの決勝で、開催国のカタールが、初優勝を狙うヨルダンと対戦。3-1で勝利し、連覇を達成した。
20分にアクラム・アフィフが自ら得たPKを決めて先制したカタールは、後半に押し込まれ、67分にヤザン・アル・ナイマトのシュートで被弾。同点に追いつかれる。
しかし、その3分後、イスマイル・モハマドがペナルティエリア内で倒され、再びPKを獲得。これをアフィフが決めて勝ち越しに成功する。さらに90+3分にも、アフィフがボックス内でGKに倒され、三度PKをゲット。アフィフがハットトリックとなるキックを突き刺し、勝負を決めた。
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試合後、カタールメディア『QATAR NEWS AGENCY』のサラト・アリ記者に「日本や韓国のような強豪国がいるなかで、なぜカタールは連覇をできたのか?」と尋ねると、こう回答した。
「優勝を称えてくれて、ありがとう。徐々に調子を上げていったのが良かったね。(レバノン、タジキスタン、中国と同居した)グループステージがそれほど厳しい組でなかったのが幸いしたよ。彼らは、(3連勝したが)いいパフォーマンスではなく、誰もが勝ち進むのを疑っていたからね」
同記者は「だけど、徐々に改善していき、チームは決勝トーナメント入ってから、素晴らしい試合をした。勝てるチームだということを皆に証明したんだ」と言葉を続け、興奮気味にこう締め括った。
「選手たちとチームで働くすべての人たちに祝福を送りたい。彼らは優勝に値する。みんなで勝ち取ったんだ。みんなに感謝している。ありがとう」
2019年大会の決勝で日本を破ったのと同じスコアでダークホースを下し、ホスト国が戴冠を果たした。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)