18年ぶりに全国高校サッカー選手権大会に出場した柳ケ浦は、勢いそのままに、新チームになって初めての公式大会となった県高校新人大会でも優勝した。前チームから守備の要としてピッチに立つ外園優心がキャプテンとなった。今年は県内の主要タイトルを全て取り、全国で柳ケ浦旋風を巻き起こす覚悟だ。
Q:県高校新人大会は5試合で31得点1失点。全ての試合で完勝して頂点に立ちましたね。
1回戦から順調に勝ち上がって、決勝は今大会初めて先制点を許しました。少しだけ雰囲気は悪かったけど、ハーフタイムに修正でき、応援の力もあって逆転できました。今年は前線に強烈な個の力を持った選手が多いので、最少失点に抑えれば2得点以上取ってくれる、という感じはあります。
Q:守備を統率するセンターバックとして、今年の守備陣について思うことは?
サイドで起点をつくられたときの対応が課題ではありますが、そこはコミュニケーションをしっかりとれば改善できると思っています。ラインコントロールはしっかりできているし、ボランチとの関係性も良い。どの試合でも無失点にこだわりたいです。
Q:今年のチームの特徴は?
レベルの高い選手がそろっていて、ベンチの層も厚い。個性豊かではありますが、みんなで戦える一体感があります。県大会では他校を圧倒して、九州、全国で勝てるチームになることを目標としています。
Q:キャプテンになった経緯は?
全国選手権が終わって、オフ明けの最初のミーティングで、自分がキャプテンをすると言いました。自分で言うのも何ですが、そんな雰囲気だったので立候補しました。前のチームでも試合に出ていたし、良い経験をさせてもらったので、新チームに還元したいです。
Q:理想のキャプテン像は?
チームのことを第一に優先して考えることはもちろんですが、自分の良さを出しながら、明るい雰囲気をつくりたいです。これまでの歴代キャプテンの良いところを参考にします。
Q:17日から九州高校新人大会が始まります。意気込みは?
昨年は予選リーグで全敗しました。守備が崩壊して、立て直すまでに時間がかかりました。今年は決勝トーナメント進出を目標に、一人一人が声を出して、盛り上がって、失点しても声を掛け合って、良い雰囲気をつくりたいです。試合で勝つためにやることをやる。球際、切り替え、ハードワーク、コミュニケーションの「プレーの四原則」を徹底できれば勝てると思っています。
(柚野真也)