新酒の香り漂う 佐世保・梅ケ枝酒造で蔵開き 12日まで

新酒を品定めする買い物客ら=佐世保市、梅ケ枝酒造

 日本酒の仕込みが最盛期を迎える中、佐世保市城間町の梅ケ枝酒造(長野哲也社長)で10日、今年の新酒を披露する新春蔵開きが始まった。12日まで。
 地元佐世保生まれの酒の魅力を味わってほしいと開催。同酒造によると、長崎県内で最も早い蔵開きという。
 来場者は新酒の香りが漂う酒蔵を見学。搾りたての酒を瓶詰めした「今朝しぼり生酒」のほか、ナシの香りを思わせるフルーティーな味わいの大吟醸生酒などの試飲を楽しんだ。酒蔵にはこのほか、焼酎やスパークリング日本酒、県産の果物が入ったジンなどのリキュール類が並んだ。
 長野社長(50)は「猛暑によるコメの高温障害で仕込みは少してこずったが、香り豊かで飲みやすい酒ができた」と胸を張った。
 生酒などを15本買い込んだ同市大潟町の永田憲明さん(63)は「フルーティーで飲みやすい。家族、友人と楽しみたい」と話した。
 期間中は、JRハウステンボス駅から無料のシャトルバスを随時運行する。

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