「古橋亨梧は影響力を完全に殺されている…いまのセルティックには勿体ない」 セルティックOB、周囲のレベル低下が問題と指摘

アンジェ・ポステコグルー監督のもとでセルティックの得点源になったFW古橋亨梧。

昨季は34ゴールを叩き出したが、ブレンダン・ロジャーズ新監督体制となった今季は11ゴールに留まっている。

そうしたなか、かつてセルティックでもプレーした元イングランド代表FWクリス・サットンは、古橋を大いに擁護した。『Daily Record』のコラムで綴った内容をまとめてみるとこうなる。

「古橋亨梧はその影響力を完全に殺されている。それは、セルティックの優勝争いを緩やかな死へと導く可能性がある。

ブレンダン・ロジャーズはクオリティの必要性を口にしているが、この国で最高のストライカーからベストを引き出す方法を見つけられないでいる。

今、亨梧は(先発から)外れている。この状態が続けば、必然的に退団を考えるようになるだろうか。この日本人スターは、スコットランドで最も恐れられていたフォワードから、試合にチャンスをほとんど得られない存在になってしまった。これは本当に驚くべきことだが、彼自身とはあまり関係がない。

ここ数ヶ月で彼に起こったことを見るのもつらい。昨季は先発31試合で27ゴールを決めた。今季は21試合で8ゴール。彼は違いを生み出す選手だ。ビッグゲームに強い選手だと2年にわたって示してきた。

レンジャーズ戦での戦績は驚異的だ。彼はプレミアシップの誰よりもシャープな動きと頭脳を持つ、実績ある勝負師。亨梧ではなく、周囲のレベルの低下が問題なのだ」

「アンジェ・ポステコグルーは彼にボールを供給する方法を見つけたが、ロジャーズはそうしなかった。スピードが必要だと言われ続けているが、セルティックには足も頭も最も鋭い選手(古橋)がいるが、チームのせいで十分に機能できていない。

亨梧の能力を最大限に引き出す方法を見つけられなければ、ブレンダンの失敗だ。セルティックには周りと異なる波長を持つ実績のある逸材がいるが、周囲の状況が失敗している。実のところ、彼は今のセルティックには勿体ない存在だ。

ひとりの選手を中心にチームを作れとは言わないが、最高のスターを見つけて、彼らに機能するものを手に入れろ。今のセルティックを見て、そうなっているとは誰も言えない。

理屈に合わない。ポステコグルー監督時代に亨梧が決めたゴールの数々を思い返してみてほしい。ウィングがサイドを駆け抜け、ボックスにクロスを送り、ボールがネットに突き刺さる。それは今では非常に珍しいことだ。アバディーン戦で彼のためのチャンスはひとつもなかった。この数ヶ月の出来事を象徴するものだ。ウィンガーたちは必要な水準には程遠い」

古橋の得点が減っているのは、本人のせいではなく、周囲のレベル低下とロジャーズ監督のチーム作りにあると指摘している。

なぜか日本代表の森保監督が頑なに招集しなかった5名

このままなら最高のストライカーである彼が退団してしまうかもしれないと憂いているようだ。

© 株式会社ファッションニュース通信社