よもやの大ブーイング。アジアカップの表彰式で見た“異様な光景”【現地発】

アジアカップ2023は、決勝で開催国のカタールがヨルダンを3-1で下し、連覇を達成して幕を閉じた。

マー・ニン主審の長いホイッスルが鳴ると、カタールの選手たちは喜びを爆発。崩れ落ちるヨルダンの選手との明暗がくっきりと分かれた。

その後の表彰式で、よもやの大ブーイングを浴びたのがそのマー・ニン主審だ。中国人レフェリーはカタールにPKを3度も与えていた。おそらくは、試合中から野太い声を出していたヨルダンサポーターから送られたものだったのだろう。

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両チームがメダルをもらう前に審判団が表彰台に上がると、8万6492人が詰めかけたルサイル・スタジアムはブーイングに包まれた。

開催国にとっては優位となるジャッジをしてこの洗礼。少し異様な光景だった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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