途中出場から躍動でMOM! 20歳エリオットが定位置確保へ熱意「状況を打破するには何かを起こすしかない」

エリオットの実質2アシストでリバプールが勝利[写真:Getty Images]

リバプールのU-23イングランド代表MFハーヴェイ・エリオットがバーンリー戦を振り返った。

リバプールは10日、プレミアリーグ第24節でバーンリーを本拠地アンフィールドに迎え入れ、アジアカップ帰りの日本代表MF遠藤航が先発出場した一戦を3-1で勝利した。

エリオットは1-1で迎えた後半頭から出場し、53分にFWルイス・ディアスが決めたヘディング弾へラストパス。79分にはFWダルウィン・ヌニェスのヘディング弾に柔らかい良質なクロスを送り、アシストをマークした。

この活躍でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に輝いた20歳は試合後、クラブ公式サイトのインタビューで、自身が決定的な役割を担えたことに喜びつつ、確固たるレギュラーポジションへの熱意、またチームが総力となって今季を戦っていることに触れた。

「結局、簡単な試合なんてないということだね。バーンリーは一瞬にして相手を困難な状況に陥れる力を持っていて、今日は僕らもその餌食になりかけた。彼らのクオリティに対し、僕らは決定的な瞬間を作る必要があったが、見事にやってのけたと思う」

「僕はいつだって先発で出たいし、スターターとして地位を固めたい。状況を打破するには僕自身が何かを起こす以外にないね。それでも、たとえベンチからでもアンフィールドでプレーできることは嬉しいものだよ」

「能力・スキルを100%発揮してチームに献身を示さなくちゃ。今シーズンは誰が先発でプレーし、誰がその日プレーしていないかに関わらず、長い目で見れば全員の力が必要なシーズンだ。たくさんの試合があり、準備を整え、気を引き締め、ピッチへ送り出された時にインパクトを与えないといけない」

一方で、自身のクロスから今季8ゴール目をマークしたヌニェスに言及。スケールの大きさと同時に、その献身性を称える。

「頭でも左足でも右足でも、時にはヒザでも肩でも…(笑) 彼は形にこだわらずゴールを奪える選手だね。彼と共にプレーできることは大きな喜びだよ。献身性は素晴らしいし、常にゴールを目指している。今シーズン残りも彼のインパクトを何度も目にすることになると思うよ」

この勝利で暫定首位浮上のリバプール。タイトル獲得には、20歳エリオットのような若武者による、シーズン途中の“突き上げ”が重要だ。

© 株式会社シーソーゲーム