女子バスケ日本代表は“死の組”から抜け出せるか? FIBA公式がカナダ戦を展望「大注目の一日だ」

女子バスケットボールのパリ五輪出場権を懸けた大一番がもうすぐティップオフだ。

現地2月9日、FIBA女子オリンピック世界最終予選(WOQT)の第2戦がハンガリー・ショプロンで行なわれ、世界ランキング9位の日本代表は、同19位のハンガリー代表に75-81で敗北。これでスペイン、カナダを含めた「死のグループ」4チームが1勝1敗で並び、パリ五輪切符の行方は、同5位・カナダ代表との最終戦に持ち越された。

ハンガリー戦の悔しい惜敗から一夜明けた現地10日、FIBA公式サイトは、「“死のグループ”から抜け出し、2024年のパリ五輪に辿り着くのはどこだ?」とのタイトルでプレビュー記事を掲載。「4チームがパリ五輪の切符を懸けて大注目の一日に臨む」と報じ、そのなかで現地11日の日本vsカナダ戦を展望している。

この記事内では、世界4位・スペイン代表との初戦を制している日本代表について、「スペインを86-75で破り、新幹線のようなスタートを切ったが、ハンガリーに75-81で痛い敗北を喫している」と紹介。勝てば2位以上が確定し、3大会連続の五輪出場が決まるカナダ戦に向けては、「鍵となるマッチアップ」をピックアップした。

まず、カナダ代表のセンターを務める身長193センチのケイラ・アレクサンダーに注目すると、「フィジカルに恵まれない日本にとって、彼女にどう対処するかが非常に重要だ」と分析。191センチの31歳ナタリー・アチョンワに関しては、「髙田真希、赤穂ひまわりらとペイントエリアで激しく争うだろう」と予想している。

さらに、両チームのスタッツをクローズアップした同サイトは、「カナダの3ポイント成功率がわずか21.7%だが、日本は35%以上だ」と伝え、「ただ、カナダはリバウンド力に優れており、日本が1試合あたり29回なのに対し、46回を記録している」とも記述。スタイルの異なる両チームが、果たしてどんな戦いを繰り広げるだろうか。

運命のカナダ戦は、日本時間23時にティップオフとなる。

構成●THE DIGEST編集部

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