「悪夢じゃないけどストレスだった」ウェストハム移籍のフィリップス、グアルディオラ監督の発言での落胆を告白「一番辛かったかも」

シティからウェストハムへレンタル中のフィリップス[写真:Getty Images]

ウェストハムのイングランド代表MFカルヴァン・フィリップスが、マンチェスター・シティ時代の苦悩を明かした。

1月の移籍市場でシティからレンタル移籍でウェストハムに加入したフィリップス。すでにリーグ戦2試合に出場しており、チームの戦力となっている。

2022年夏にリーズ・ユナイテッドからシティに加入したフィリップスだったが、ケガなどで出遅れるとシティでは先発がわずか6試合となかなか出番を得られず。レギュラーとして認められていない中で、ユーロ2024出場のために出番を増やしたいと考え、ウェストハム入りを果たした。

そのフィリップスは、イギリス『ガーディアン』のインタビューでシティ時代を回想。今は良い状況だと振り返った。

「試合に失望することはなかったけど、何も楽しみにしていなかったという事実が僕を遠ざけてしまったんだ」

「今、僕はウェストハムに来てプレーしている。とても生き生きしていると感じるよ。ゼロからのスタートではなく、新たなスタートを切ったんだ」

その中で1つ気に留めていたことが。2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)にイングランド代表として出場した後、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督から体重超過を指摘。これがメンタルに大きなダメージを与えたと明かした。

「ワールドカップの後、ペップがカミングアウトして、僕が太り過ぎていると言った時が一番辛かったかもしれない。彼がそうすることは正しかったと思うけど、別の方法もあった」

「僕は彼の意見には反対はしなかった。でも、明らかに僕の自信とシティでの気持ちに大きな打撃を与えた。そして、家族もこのことには満足していなかった。特に母はね」

「それはただの誤解で、僕が目標体重を1.5kgも上回って戻ってきたことに、彼はとても苛立っていたと思う」

「シティでのことは悪夢ではなかった。ただ、ストレスではあった」

実際に体重がオーバーしていたことは認めながらも、それを公に指摘されたことに落胆したというフィリップス。ウェストハムで復活し、再びイングランド代表として活躍できるのか注目だ。

© 株式会社シーソーゲーム