運動すると再発リスクが減る 登山がおすすめ 両側乳がんになりました230

最近の研究で『運動ががんの再発リスクを抑える』、ということが明らかになってきています。

『がんと運動』の研究数も増え、乳がん学会などからも予後改善のために正式に運動が推奨されるようになりました。

スポーツ医学博士でがん経験者向けの運動を専門にされている、奥松功基先生におすすめの運動を伺いました。

登山がおすすめ!

奥松先生はがん経験者とそのご家族に運動の利点を伝え、再発の不安を軽減することを目指しています。その奥松先生ご自身が最近ハマっていて、がん患者さんにもおすすめしたいというのは『登山』。

登山がオススメな理由を3つ挙げていただきました。

その1:体力アップに効果的

→登山はランニング並みの高強度な運動で、走らなくても持久力などの総合的な体力アップが期待できます。実際、登山やウォーキングを通してがん経験者の体力が向上することが複数の研究で報告されています。

その2:メンタルヘルスに効果的

→運動そのものがメンタルヘルスの改善に効果があることは世界中の研究で報告されており、きれいな自然を見ることそのものがメンタルの改善にも効果があります。花を見るのが好きな方にも登山はとてもオススメです。

その3:目標設定を立てやすい

→もちろん、人によるのですが、ジムではがん治療中に何か新しい目標を持ちたいという声を聞くことがあります。登山は体力やメンタルヘルスの改善に効果的なだけでなく、目標設定が明確にしやすいという利点もあります。実際、先生のジムでは百名山を新しい目標としてチャレンジされる方も出てきました。

ご自身は長野県の上高地がおすすめだそうです。

その登山、ハードルが高いなと思う方もいらっしゃると思います。

なんと乳がんサバイバーで乳がん診断後、治療を継続しながらエベレストを含む世界7大陸最高峰に登頂された、登山ガイドの進藤麻紀子さんとセミナーを行うことになったそうです。 セミナーの内容は

・登山の魅力と基礎知識

・がん治療と登山の両立について

進藤さんは乳がん治療中に医師から「もう二度とクライミングはできない」と指摘された中、その困難を乗り越え、世界7大陸最高峰に登頂されたそうです。

奥松先生から・・・

『こんにちは。スポーツ医学博士でがん経験者向けの運動を専門にしています、奥松功基と申します。

がん治療で10年分の筋肉や持久力が低下すると言われていますが、登山をすることで筋肉や持久力アップが期待できます。

また、美しい自然の中で活動をすることで、メンタルヘルスの改善にも効果があることが様々な研究で報告されています。

本イベントでは、登山ガイドで乳がん経験者の進藤 麻紀子氏をゲストにお招きし、

初心者向けに登山の魅力や、がん治療と登山をどのように両立されたか等の工夫もお話しいただきます。

登山やハイキングをしたことは無いけどご興味がある方、大歓迎です。たくさんのご応募お待ちしております。 』

【初心者向け】がん経験者のための登山・ハイキングWebセミナー

日時: 2月16日(金) 20:00〜 形式: Zoomによるオンラインセミナー(約100人が参加)

対象: 全てのがん経験者及びそのご家族やご友人(男性も参加可能)

https://forms.gle/7NX1bQKZ2T7WXnxe7

当日のウェビナーリンクは下記の通り。 https://us02web.zoom.us/j/82873738695

(お申し込みフォームをご記入しなくても、ウェビナーのリンクを押していただければ当日のセミナーにご参加可能ですが、イベントのアンケート調査もおこないたいため、もし可能であれば、イベントのお申し込みフォーム(https://forms.gle/7NX1bQKZ2T7WXnxe7 )でお申し込みください!)

奥松先生のジムについては・・・

https://mammaria.jp/medical_fitness/trainer/

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