宮崎県立高校一般入試の追試準備なし 5類移行で各校判断に

昨年の宮崎県立高校一般入試に臨む受験生たち。コロナ禍では学力検査による追試が行われたが、今春は準備されていない=宮崎市

 3月5、6日の宮崎県立高校一般入試に関し、県教委が学力検査による追試を準備していないことが文部科学省の調査で分かった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2020~23年度は設けたが、コロナの感染症法上の位置付けが5類に移行したのを受け、各高校の校長判断に委ねる形に戻した。全国で学力検査による追試を準備していないのは宮崎県を含め6県。文科省は生徒の受験機会が失われないよう柔軟な対応を各都道府県教委などに求めており、受験生の保護者からは「学校ではインフルエンザ、コロナの感染者が増えており、追試の機会は確保してほしい」との声が上がっている。

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