「韓国絶品グルメ30選」 地方都市で宮廷・現代料理を味わいながら韓国の魅力を再発見

世界的に関心が高まる「韓食」

韓国観光公社は日本旅行業協会(JATA)と連携し、2019年にはJATA主催で開催しているアウトバウンド促進協議会(JOTC)と共に、韓国の地方都市の名物料理や魅力を伝え、海外に出掛ける旅行者を増やす取り組みとして、日本の旅行業界のプロが選ぶ「韓国絶品グルメ30選」を選定しました。

ナッチポックン(テナガダコ炒め)

韓食(ハンシク/韓国料理)への関心は、世界的に高まりつつあります。悠久の歴史とともに発展を遂げてきた韓国料理は、素材そのものの味が生かされ、その形と彩りに一層食欲をそそられるのが特徴です。先人の知恵が詰まった韓食の代表的なものには、栄養や健康面で効果抜群の発酵食品があります。

韓国絶品グルメ30選では、高級食材を使った宮廷料理から新感覚を取り入れた現代料理まで、特色のある30種類の韓国グルメを地域別に厳選、紹介しています。メニューは、韓国旅行に精通している日本の旅行業界の方々が「これをお客様に薦めたい」という料理が選ばれています。

メニューには、韓国でも料理の元祖と言われる地域で食べられる、地元の人が薦める料理が選出されています。実際に訪れた方からは、本場で食べた方が、ソウル以上に地域の雰囲気や、より新鮮な食材を使った料理が味わえると好評を博しています。

「韓国絶品グルメ30選商品コンテスト」に15社が参加

韓国絶品グルメ30選は、コロナ禍の影響もあり、各旅行会社の商品化が停滞していましたが、再度利用しようと、2023年にはJOTC・東アジア部会における部会活動の一環として、われわれと共同で「韓国絶品グルメ30選商品コンテスト」を開催しました。

コンテストは、旅程に「韓国絶品グルメ」を含んだ新たな韓国ツアー企画を募るもので、15社21部署から応募がありました。2023年9月1日~11月30日の期間に催行された50のツアーから選考が行われました。 最優秀賞である韓国観光公社賞には阪急交通社東日本営業本部メディア営業三部が企画・販売した、「8都市を巡る韓国縦断4日間」が選ばれました。同ツアーは、大川(デチョン)、清州(チョンジュ)など韓国の地方都市を周遊するツアーで、食事はグルメ30選のサムギョプサルや、カルグクスをゆかりの土地で提供されるというもの。旅行代金は1人10~11万円で、多くのグルメファンに楽しんでいただきました。

最優秀賞「韓国観光公社賞」には阪急交通社東日本営業本部メディア営業三部が受賞

今回応募された旅行商品を見ると、旅行代金は6万円から10万円のツアーが多くを占めました。メニューは、韓国でも冬の定番であるカニを扱ったコース料理が多く売れたと聞いています。コース料理は、お店によって構成が多少異なりますが、蒸したカニやチャーハンはよく机に並びます。タラバガニを使ったコースはとても好評です。今回の結果を経て、次は韓国のいろいろな地域の特産料理をテーマとしたキャンペーンにも取り組んでみようか考えています。

日本人が韓国を訪れる最大の目的はグルメです。韓国には30選に限らず、おいしいものが全土にあります。グルメを契機に、地方にも興味を持って新たな発見をしていただきたいです。

地方都市で味わいたい30種類の料理(「韓国絶品グルメ30選」より)

【釜山】①テジクッパ(豚クッパ)、②テゲ(ズワイガニ)、③ナッチポックム(テナガダコの炒め物) 【仁川】④コッケ(ワタリガニ)、⑤ジャジャン麺 【光州】⑥松汀トッカルビ 【大田】⑦サムゲタン(参鶏湯)、⑧ソルロンタン 【京畿道】⑨水原王カルビ、⑩プデチゲ 【江原道】⑪春川タッカルビ&マッククス、⑫横城韓牛、⑬ソンイ料理 【忠北】⑭サムギョプサル 【忠南】⑮カルグクス、⑯ヨンニプパプ(蓮の葉ご飯) 【全北】⑰全州ビビンバ、⑱全州マッコリ、⑲高敞風川チャンオ、⑳カムジャタン 【全南】㉑チョンボク(アワビ)、㉒羅州コムタン、㉓ナッチ料理(テナガダコ) 【慶北】㉔ユッケビビンバ、㉕安南チムタク 【慶南】㉖アグチム(アンコウのピリ辛煮込み) 【大邱】㉗マッチャン(ホルモン焼き)、㉘メウンチムカルビ(辛煮込みカルビ) 【済州】㉙フッテジ(黒豚)、㉚チョンボクトルソッパプ(アワビの釜めし)

寄稿者 韓国観光公社 東京支社

© 株式会社ツーリンクス