バギーで周遊、絶景一望 南陽・十分一山

十分一山からの眺望を楽しめる雪上バギーツアー=南陽市

 パラグライダースクールを展開する南陽市の「ソアリングシステム」(金井誠代表)は、市内の十分一山を雪上バギーで周遊するツアーを行っている。頂上から望む街並みや雪道を勢いよく走るバギーが引くそりの乗り心地などが魅力で、昨年に引き続き実施。南陽の冬の新たな楽しみとして定着を目指す。

 今冬は積雪が少なく実施が危ぶまれたが、1月29日に開始した。ツアーではバギーで十分一山の頂上まで移動する。利用者が乗る後部のそりは、シートの硬さや手すりの位置など、車いす利用者などの障害者でも乗りやすいよう配慮されている。頂上からは白竜湖や同市の市街地などを見ることができ、そり遊びや雪だるま作り、景色を眺めながらのティータイムなどを楽しむことができる。

 料金は6600円(小学生以下は半額、保険料込み)で2日前までの完全予約制。実施は木曜以外で、午前9時からと午後3時半から。期間は今月中旬ごろまでを予定している。

 ツアーに参加した人々は景色に「すごくきれい」と感嘆の声を上げ、写真撮影するなどして楽しんだ。同市三間通の会社員渋谷淳子さん(50)は「冬の置賜盆地を一望できるのがぜいたく。バギーもスリルがあって楽しかった」と話した。予約はソアリングシステム0238(40)2149。

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