ホームで屈辱の6失点…アーセナルに大敗のモイーズ監督「今日はあまりにも多くのことが間違っていた」

アーセナルに屈したモイーズ監督[写真:Getty Images]

ウェストハムのデイビッド・モイーズ監督が大敗への失望を語った。クラブ公式サイトが伝えた。

11日、連敗を回避すべく臨んだプレミアリーグ第24節でアーセナルをホームに迎えたウェストハム。EFLカップ(カラバオカップ)とリーグ戦で今シーズン2勝している相手だったが、前半終盤に一気に崩れ、最終的に0-6の大敗を喫した。

ホームでウェストハムが6点差をつけられて敗れたのはこれが史上2度目であり、指揮官として1132試合を戦ってきたモイーズ監督が今回以上の大敗を喫したのは1度だけとのこと。スコットランド人指揮官は「あまり思い出したくない日だ」と試合を振り返り、大量失点の原因を探っている。

「我々はここで思い出にしたい日々をたくさん過ごしてきたが、今日はそうではない。(選手たちが力を発揮できなかった)理由はわからない。我々は1週間準備をし、週末の試合に向けて普段と同じように進めてきた」

「ここでのリーグカップでの彼らとの対戦で素晴らしい勝利を収めたことは誰もが知っているし、エミレーツでも勝ったので、今回の試合に向けてまた同じような結果を出せるというある程度の自信があった。しかし、アーセナルはとても良かった」

「我々は開始1分からほとんど彼らにダメージを与えることができず、彼らに近づくこともできなかった。おそらく少し敬意を払いすぎていた。それからは配球やパス、いつパスをすべきか、いつ前進すべきかといった部分で、本当に本当に誤った判断をするようになったし、今日はあまりにも多くのことが間違っていた」

また、モイーズ監督はひどい試合を見せてしまったサポーターへの謝罪の意を口にしつつ、長く戦っていればこういう日もあると悟った。

「今日のパフォーマンスと結果について謝りたい。フットボールクラブの一員となり、大のフットボールサポーターになるには大変な時期があるし、ウェストハムはそのことを誰よりも知っているだろう」

「振り返ってみると、私が就任した時は降格を回避する必要に迫られ、降格を回避できた。ここ3、4年はヨーロッパの舞台への出場権を獲得し、(ヨーロッパリーグで)準決勝に進出するといった旅をしてきた。約6カ月前にプラハで過ごした楽しい時間(ヨーロッパ・カンファレンスリーグ制覇)も皆さんご存知だろう」

「だからと言って、今日の結果に満足できるわけはないが、サッカーにおいては良い時もあれば悪い時もあるということを忘れないのが重要だと思うし、今日は我々にとって悪い日だったということだと思う」

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