独商業用不動産、23年第4四半期は12.1%下落 過去最大の下げ

[フランクフルト 12日 ロイター] - ドイツの商業用不動産価格は昨年第4・四半期に前年同期比で12.1%下落し、過去最大の下げとなった。ドイツファンドブリーフ銀行協会(VDP)が12日明らかにした。

2022年第2・四半期のピークから16.5%の下落となる。

チーフ・エグゼクティブのイェンス・トルクミット氏は「不動産価格については憶測が飛び交っているが、反転はまだみえない。今年も当面は厳しい状況が続くだろう」と述べた。

ドイツを中心に欧州の不動産市場は金利低下を追い風に活況が続いていたが、金利と建設コストの急上昇で一部のデベロッパーは債務超過に陥っている。

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