レッドブルKTMファクトリー・レーシングが2024年型RC16を初披露。ビンダーとミラーのコンビ継続/MotoGP

 2月12日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているレッドブルKTMファクトリー・レーシングが体制発表会を行い、2024年に使用するKTM RC16とそのカラーリングを公開した。

 2017年からMotoGPクラスに参戦を開始したKTMは、2019年から長らくヤマハのマシンを使用してきたテック3によるサテライトチームのテック3KTMファクトリー・レーシングが加わり、2チーム4台体制で参戦してきた。

2024MotoGP:ジャック・ミラーとブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)

 しかし、2023年からはテック3がKTM傘下であるスペインのメーカーGASGAS(ガスガス)とタッグを組むことになり、KTMとしてはファクトリーチームであるレッドブルKTMファクトリー・レーシングのみの1チーム2台体制で挑んでいた。

 2023年は、2020年よりKTMからMotoGPクラスへ参戦を開始したビンダーに加え、ドゥカティ・レノボ・チームから移籍し新加入したジャック・ミラーの2名で参戦。ビンダーは4位、ミラーは11位、チームとしても4位、コンストラクターズはドゥカティに次ぐ2位でシーズンを終えている。

 MotoGPクラス参戦5年目のビンダーと、9年目のミラーが2024年シーズンも継続参戦する。ふたりが駆るKTM RC16は、唯一鋼管トレリスフレームを採用するなど、独自の哲学とともに開発が進められている。

2024MotoGP:ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)

 今回お披露目された2024年シーズンに使用するマシンは、2023年と大きく変更はなく、オレンジとネイビーを基調としたカラーリングが継続されている。また、2023年シーズンから新たに契約したMobil1のロゴも引き続き掲げられている。

 また既報のとおり、2024年も引き続きテストライダーは、ダニ・ペドロサが務める。MotoGPの現役引退後に2019年からKTMに加わり、KTM RC16の開発を進めており、2023年は4戦スペインGPと第12戦サンマリノGPにワイルドカード参戦。サンマリノGPでは4位を獲得するなど現役時代を彷彿とさせるような速いを見せた。

2024MotoGP:ジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)
ジャック・ミラーとブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が2024年に使用するKTM・RC16
レッドブルKTMファクトリー・レーシングが2024年に使用するKTM・RC16
レッドブルKTMファクトリー・レーシングが2024年に使用するKTM・RC16
レッドブルKTMファクトリー・レーシングが2024年に使用するKTM・RC16
ジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が2024年に使用するKTM・RC16
ジャック・ミラーとブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が2024年に使用するKTM・RC16

投稿 レッドブルKTMファクトリー・レーシングが2024年型RC16を初披露。ビンダーとミラーのコンビ継続/MotoGPautosport web に最初に表示されました。

© 株式会社三栄