政治資金パーティーの裏金問題に揺れる自民党ですが、10日、鳥取県では地元選出の国会議員による報告会が開かれました。
注目を集めたのが石破茂元幹事長。旧石破派が中心となる政治団体の解散が決まりましたが、今秋の総裁選に向け、その動向が注目されています。地元で語ったこととは?
10日に開かれた「新春のつどい」。地元選出の自民党国会議員5人が集結し、このうち鳥取県米子市の会場には、支援者ら約500人が集まりました。
各議員が冒頭のあいさつで誓ったのが党の再生です。
自民党 赤沢亮正 財務副大臣
「私が思うところ、今自民党の評判は地に落ちてますよね。本当に苦しい時です。その時に足を運んでくださる皆様が本当に我々の力であって、何とか立て直していきたい」
自民党の政治資金パーティーを巡る裏金問題を受け政治団体の解散が相次ぐ中、旧石破派の政治団体「水月会」も先週、解散することを決めました。
自民党 石破茂 元幹事長
「他がそうするからじゃあそうしますかということですよね。水月会はまだ政治団体だぞみたいなことを言う人もいるらしいので、そうであれば、お金の出入りを明確にするために、ああいう政治団体は残していたんだけど、では他のグループがそうするんだったらそうするかと。
かと言って、『出と入り』が不明確にならないようにこれから先も気を付けなきゃいかんとは思いますけどね」
今後の活動の方向性については…
自民党 石破茂 元幹事長
「本来あの会は、きちんと勉強しようよねっていうことで、政策勉強会っていうのかな。月1回必ずやってきた。講師を呼んだり所属議員が1時間発表したりした。それをこれから先も続けていくということです」
そして気になるのが今秋の自民党総裁選への対応です。
直近のJNN世論調査でも「次の総理にふさわしい人」1位になるなど、ポスト岸田として名前が上がることについては、次のように述べました。
自民党 石破茂 元幹事長
「十数年ずっと高いもん。別にだからどうのこうのというものでもない。知名度もあるし、あるいは政権の中心にいるわけではないから色んな意見を言いやすいということで支持が高い。
今年の9月だっけか、総裁選は。それは間違いなく来るということだから、その時何がどうなっているかね。ただ、いつ何時何があっても良いようにしておかなければいかんってのが、総理総裁になってほしい人リストの上がっている人はみんなそうなんじゃない?」
派閥解消が進む中で迎えることになる秋の自民党総裁選。石破氏の動向に注目が集まります。
