穏やかな天候に恵まれた3連休 河津桜まつりは「見ごろ宣言」が出され大勢の観光客が 静岡・河津町

静岡県河津町の河津桜まつりは12日、「見頃宣言」が出され
大勢の観光客でにぎわいました。

きょうは、3連休の最終日。

堀優奈アナウンサー:
「いま見ごろをむかえている河津桜。ピンクに色づいた桜のトンネルの下は多くの観光客でにぎわっています。みなさん立ち止まって写真を撮っています」

河津町で今月1日から始まっているのが、伊豆半島の初春を彩る、一大イベント、河津桜まつりです。

河津桜まつり実行委員会は、12日「見頃宣言」を発表。

川沿いに植えられたおよそ850本の河津桜はまさに今が見頃を迎えていて、会場にはそんな桜をお目当てに、多くの観光客が訪れていました。

東京からの観光客:
「きょうは東京から来た。途中のサービスエリアで仮眠をとってから来たので、ここには朝の9時すぎぐらいに、すごく綺麗で驚いた。本当に満開で、駐車場の人にも「一番いい日」だと言われたので、タイミングがよかったなと」

Qどこから来た?

マレーシアからの観光客:
「マレーシア。ここには桜を見に来ました。写真はたくさん撮りました。ベリーベリービューティフル!」

大勢の観光客であふれ、もはやまっすぐに歩くこともできないほどにぎわったきょうの祭り会場。

河津桜の原木

同じように多くの観光客が集まっていたのが、桜並木から少し離れた場所にある、河津桜の「原木」です。

堀優奈アナウンサー:
「河津桜の原木は、いままさに満開となっています。多くの方が写真を撮ろうとカメラを構えています」

淡いピンク色の花びらが、見事に咲き誇っているこちらの原木。

河津桜はこの1本から広まったとされています。

藤枝市から:
「大きくてきれいで、古くからあるんだろうなと趣深い感じで見た」


「初めて見た桜なのでとってもきれいで見られてよかった」

駐車スペースは一杯

一方で、混雑した様子はこちらの場所でも…。

堀優奈アナウンサー:
「午前9時半です。河津桜まつり周辺では、すでに満車となっている駐車場もあります。また、ナンバーを見てみますと、県内だけでなく県外のナンバーも多く見受けられます」

今年の河津桜まつりは、新型コロナが5類に引き下げられて初めての開催。

実行委員会は去年よりも多い、1000台分の駐車スペースを用意しました。

それでも、午前中にはそのほとんどが埋まってしまう事態に。

この時は観光バスも7台来ていました。

外国人観光客の姿も多く見かけられました。

今年は70万人の観光客を見込む

祭りの期間中、書き入れ時となるのが近隣の飲食店や土産物店です。

地元で獲れたジビエを串焼きにして提供しているこちらのお店。

今月に入ってからの客足の増加を実感していて、今年の祭りには期待を寄せていると言います。

さくら茶屋 大塩吉博社長:
「せっかく桜も咲いているのでより多くの方に来ていただければと。これから満開になるのでまた皆さんに川沿いの桜を見ていただきながら、うちだと地場のものをやっているのでそういうのを楽しみにして頂ければと」

コロナ禍前は90万人が訪れていた河津桜まつり。

去年の来場者数はおよそ51万人でした。

地元の観光協会では今年、70万人の来場者を見込んでいるということです。

河津町観光協会 山田和子会長:
「今週末あたりが満開でたくさんのお客様が見えるのではと。この桜が河津・伊豆半島・そして静岡県の経済効果に全て波及しているので、この河津で頑張らせていただきたい」

例年よりも少し早く見頃を迎えている今年の河津桜。

大盛況となっている河津桜まつりは、29日まで開かれます。

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