スズキ労組 月2万1,000円賃上げ ボーナスも過去最高6.2か月分を要求へ 物価高対策などを理由に

浜松市に本社を置く自動車メーカー・スズキの労働組合は2024年の春闘で、組合員1人あたり月額2万1,000円の賃上げを求めることを決めました。

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スズキ労働組合は2月11日、浜松市内で中央委員会を開き、2024年の春闘では、組合員1人当たりの賃金について平均で月2万1,000円の引き上げ、過去最高となる6.2か月分のボーナスの支給などを会社側に要求する方針を決めました。

スズキは電気自動車の開発をはじめとするカーボンニュートラルの実現やインドでの生産・販売の強化などを2030年度に向けた成長戦略として掲げています。今回の要求は、近年の物価上昇に対する生活防衛に加えて、成長戦略に応じた人材確保には賃上げが必要だと訴えるためということです。

スズキ労働組合は2月14日に会社側に要求書を提出し、3月13日に回答を受け取る予定です。

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