「世界中が原爆資料館を訪れるべき」 国連総会のフランシス議長が平和公園を訪問 広島

国連総会のデニス・フランシス議長が広島市を初めて訪問しました。

11日から来日したフランシス議長は平和公園の原爆慰霊碑を訪れ、花を手向けました。中南米のトリニダード・トバゴ出身で去年9月、国連総会の議長に就任しました。

これに先だってフランシス議長は原爆資料館を視察し、広島平和文化センターの香川剛廣理事長から説明を受けながら、被爆の惨状をCGで再現したパノラマなどを見学。

芳名録には「この芳名録に記帳している間も、世界では戦争が起こっている。暴力を避けるために、私たちはよりよい判断力をもたなければならない」と記帳しました。

国連総会 デニス・フランシス 議長
「不幸なことに、我々は絶え間ない紛争に直面する時代に生きている。世界中の人々がこの資料館を訪れるべきだ。そうすれば世界は変わると確信する」

フランシス議長は15日まで日本に滞在し、岸田総理や上川外務大臣らと会談する予定です。

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