あなたは夫から束縛をされていると感じたことはありますか? 今回は、筆者の知人Aさんから聞いた「妻を束縛する夫の本性に震えた話」をご紹介します。
重すぎて疲れます
Aさんは結婚三年目の専業主婦です。結婚を機に、正社員の仕事をやめたAさん。本当は働きに出たかったのですが、夫は「家庭を守ってほしい」と言い、許してくれません。
結婚前は優しかった夫。「Aは俺がいないとダメだもんな。俺が全部やってあげるから」が口癖で、Aさんはそんな頼りがいのある彼となら幸せになれると思い、結婚を決めました。
しかし、結婚後はとにかく束縛が激しくなった夫。
Aさんが友達とランチに行くと「誰と一緒にいるの?」と度々連絡が入ります。頼んでもいないのに「着いたよ」と勝手に迎えに来るなど、周りがドン引きするようなことも……。
また「帰りが遅かったけど、どこに行っていたの?」といちいち行動を把握してこようとするので、Aさんは夫がストーカーのように思え、気疲れしていきました。
愛されているから? それとも……
そんなある日、Aさんは夫の束縛について友人に相談してみました。
「夫が私の行動を逐一監視しようとするの。でも、それって私のことを大切に思ってくれているからだよね?」
これを聞いた友人は、心配そうな顔でこう話しました。
「旦那さん、不倫してるかもよ? 自分がやましいことしてるから、奥さんのことも疑うんじゃない?」
Aさんはハッとしました。自分に働いちゃダメって言うのも、俺がいないとダメって言うのも、今思えばモラハラ発言だったのかもしれない。
自分は愛されているから束縛されるのだと思っていたAさん。しかし、その裏で夫は何をしているのか、一切分かっていなかったのです。
案の定ヤッてました
友人の言葉が気になったAさんは、夫が寝ている隙にスマホをチェックすることに。
「暗証番号は結婚記念日……じゃなくなってる!?」暗証番号が変わっていることに、Aさんは動揺を隠せません。
寝ている夫の指をそっとスマホにかざし、ロックを解除すると……出るわ出るわ女の子とのイチャイチャ写真。相手はどうやら会社の後輩のようでした。
不倫相手にLINEで「妻はバカだから何も気付いていない。俺のおかげで生活できているんだし、何も文句言えないだろ」と語っていた夫。
愛されている自信があっただけに、Aさんの絶望感は大きいものでした。
自分は不倫するくせに、妻への支配欲は強い夫。自分が王様でないと気が済まないタイプなのでしょう。一気に冷めたAさんは、即、離婚を決意したそうです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:花澤ひかる