【ミャンマー】EV販売店80社超を認定、輸入条件に[車両]

ミャンマーの「電気自動車(EV)と関連産業の国家開発に関する運営委員会」はこのほど発表した報告書で、EV販売店80社以上を認定したと明らかにした。今月1日からは、ショールームを持つことや認定を受けていることなどを輸入ライセンス発給の条件にしているという。

国営紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーによると、今月からは認定された販売店などにEVの輸入ライセンスを発給する方針となった。認定の条件には、昨年の調整会議で通達した◇CIF(運賃・保険料込み条件)価格の20%を上回る利益を得ない◇オンラインでの宣伝活動禁止◇輸入前の事前予約の受け付け禁止——の順守が含まれる。

委員会が認定したのは、EV充電施設の運営や電気バス(Eバス)運行のみを実施する事業者を含む83社。充電施設の運営会社はヤンゴン・エアロドームとパイオニア・エアロドーム、Eバスの運行会社はマンダラー・ミン・エクスプレス、ヤーザーミン・インダストリーという。

イレブンが8日伝えたところによると、EV輸入が認められたのはアメージング・オート、アウン・カバエ・モーター、オート・トップ・パワー、ミャンマー・ブリリアンス、スーパー・セブン・スターなど。

ミャンマーが今年1月までの13カ月間で輸入したEVは◇乗用EV=2,217台◇軽商用EV=11台◇電動バイク=2,836台◇電動三輪車=244台——。乗用EVの価格帯は8,000万~2億チャット(約570万~1,400万円)とされる。

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