【タイ】神奈川県、タイで13社が県産食品をPR[食品]

神奈川県は、サイアム高島屋で県産品をPRする「神奈川フードフェア」を開催している=12日、タイ・バンコク(NNA撮影)

神奈川県は、タイの首都バンコクで県産品をPRする「神奈川フードフェア」を開催している。海外での販路拡大を目指し、県内の13社が食品や菓子など計40品目を販売する。

同イベントは9~15日、チャオプラヤー川沿いの大型複合施設「アイコンサイアム」内のサイアム高島屋で開催する。イベントの担当者は、「タイで初となる開催だったが実演販売を通し、タイ人や外国人観光客から多くの反響があった」と語った。

すでに日系スーパー「UFMフジスーパー」や総合ディスカウントストア「ドンドンドンキ」といった小売店と商談が成立し、店頭販売を始める商品もあるという。同担当者は、今後もタイ国内で継続的に県産品の魅力をPRする販促活動を展開したいと意気込みを語った。

キムチの製造・販売をするグリーンフーズあつみ(川崎市)の渥美朱美取締役は、タイの食材を使った青パパイアのキムチを実演販売したところ非常に好評だったと話す。同社オリジナルのクリームチーズのキムチも売れ行きが好調でタイでの販路拡大に期待を寄せた。

また、大麦を原料とした食品の製造・販売を手がける日本精麦(神奈川県高座郡)の田中俊充取締役は、「タイでは小売店を通して商品を展開している」と話し、「今後は日本食レストランなど業務用の販売に注力したい」と意欲を示した。

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