ビットコイン、5万ドル台 約2年ぶり 利下げ観測など背景

Hannah Lang Elizabeth Howcroft

[ワシントン/ロンドン 12日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)のビットコインが12日の取引で2年以上ぶりに5万ドルの大台に乗せた。先月のビットコイン現物に連動する上場投資信託(ETF)の取引開始に加え、利下げ観測の高まりが押し上げ要因になっている。

ビットコインはこの日の取引で2021年12月27日以来の高値を更新。1731GMT(日本時間13日午前2時31分)現在、5.58%高の5万0196ドル。年初からの上昇率は16.3%に達した。

暗号融資プラットフォームNexoの共同設立者、アントニ・トレンチェフ氏は、ビットコインの5万ドル台乗せについて、先月のビットコイン現物に連動する上場投資信託(ETF)の取引開始を受けても5万ドル台に乗せなかっただけでなく、逆に20%下落したことを踏まえると「重要なマイルストーン」を達成したと述べた。

ビットコインに次いで規模が2番目に大きいイーサは4.08%高の2606.60ドル。

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