「途中で心臓がおかしくなりそうだった」死闘を繰り広げた女子バスケ日本。川淵三郎氏はライブ観戦断念を明かす「精神安定剤を飲んで...」

現地2月11日、バスケットボール女子日本代表は、世界最終予選の最終戦で強豪カナダを86-82で下し、パリ五輪出場権を獲得した。

日本は公式戦で未勝利だったスペインから大金星を挙げたものの、格下のハンガリーに痛恨の黒星を喫し、3大会連続五輪出場の夢は最終戦までもつれ込んだ。第2クォーターを終え、カナダに対し4点リードを奪った日本だが、後半早々に逆転を許す。

終盤まで手に汗を握る展開が繰り広げられ、3点リードで迎えた最終クォーターの残り40秒、ドライブで切り込んだ宮崎早織からのこぼれ球を山本麻衣が拾い、ゴールにねじ込み5点差に。ゴールへの執念を見せ、白星を手繰り寄せた。
劇的な勝利で五輪切符を掴んだ日本女子。日本トップリーグ連携機構会長の川淵三郎氏は自身のXで「オリンピック出場誠におめでとうございます」と祝福した。そして「ハンガリー戦は生で見ていましたが昨日は途中で心臓がおかしくなりそうだったので第3ピリオドが過ぎてから精神安定剤を飲んでビデオ撮りして寝ました」と明かしたうえで、「多くのお祝いのメールを見て今安心してビデオを見ています。本当に有難うございました」と感謝を記した。

さらに「恩塚(亨)HCの思い切った選手起用に感心させられる。こんな大事な試合に代表初出場の選手をどんどん使うのも凄い。選手の能力を十分把握している証拠」と賛辞を贈っている。

構成●THE DIGEST編集部

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