米国株式市場=ナスダック小反落、一時取引中最高値に迫る インフレ指標焦点

[12日 ロイター] - 米国株式市場は、ナスダック総合が2021年11月に付けた終値での過去最高値を一時上回ったが、その後下げに転じた。米連邦準備理事会(FRB)の政策に影響を与え得るインフレ指標の発表を控え、方向感が出にくい展開となった。

S&P総合500種もわずかに下げたが、終値で9日に突破した5000の節目を維持した。

市場参加者はFRBによる利下げの開始時期やペースについて手掛かりを得るため、今週発表の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)に注目している。

エンジェルス・インベストメンツの最高投資責任者(CIO)、マイケル・ローゼン氏は「13日のCPIは足元のインフレ動向に関する重要指標で、フェデラル・ファンド(FF)金利引き下げまでかかる時間の判断材料となる」と指摘。売り、買いどちらも動きづらいムードだったとした。

ナスダックは21年11月に付けた終値での最高値を一時上回り、取引時間中の最高値(1万6212.229)に迫ったが、午後の取引で失速した。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 38798.23 +126.54 +0.33 38656.76 38927.08 38628.92

前営業日終値 38671.69

ナスダック総合 15942.03 -48.63 -0.30 15980.62 16080.07 15917.87

前営業日終値 15990.66

S&P総合500種 5021.84 -4.77 -0.09 5026.83 5048.39 5016.83

前営業日終値 5026.61

ダウ輸送株20種 16210.46 -5.04 -0.03

ダウ公共株15種 844.72 +10.29 +1.23

フィラデルフィア半導体 4562.91 -4.39 -0.10

VIX指数 13.93 +1.00 +7.73

S&P一般消費財 1446.31 -4.00 -0.28

S&P素材 527.95 +3.83 +0.73

S&P工業 991.07 +1.22 +0.12

S&P主要消費財 780.57 +4.92 +0.63

S&P金融 651.87 +2.70 +0.42

S&P不動産 240.37 -0.89 -0.37

S&Pエネルギー 642.49 +6.68 +1.05

S&Pヘルスケア 1679.65 +1.65 +0.10

S&P通信サービス 274.67 -0.50 -0.18

S&P情報技術 3713.25 -28.95 -0.77

S&P公益事業 309.22 +3.50 +1.14

NYSE出来高 5.41億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 37485 + 595 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 37470 + 580 大阪比

●表貼り付け●

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