アルジェリア代表FWドゥロールがウム・サラルを退団…カタール杯決勝で試合中に昏倒

[写真:Getty Images]

カタールのウム・サラルSCは12日、アルジェリア代表FWアンディ・ドゥロール(32)との契約を双方合意の下で解消したことを発表した。

1月7日に行われたカタール・スターズカップ決勝のアル・アラビ戦(PK戦の末に勝利)に先発したドゥロールは、6分に先制点となるゴールを記録。だが、その10分後に突然ピッチに倒れ込むと、すぐさま駆け付けた救急隊によって応急処置を受け、25分にピッチを離れていたた。

幸いなことに、後半開始時にはウンム・サラルのベンチに戻り、チームの優勝を見届けたが、これがウム・サラルでのラストマッチとなった。

リーグ・アン通算259試合に出場し、85ゴール32アシストという数字を残していた実力者のドゥロールは、昨夏にナントからウム・サラルへ完全移籍。新天地でも豊富な運動量とスピード、身体能力、決定力を武器に公式戦20試合で13ゴールと得点を量産していた。

退団するドゥロールに対し、クラブは「今までありがとう。我々は君の成功を祈っている」と感謝の意を表する声明を発表している。

© 株式会社シーソーゲーム