生産年齢人口が半数未満に 15~64歳、長崎県内12市町で 2050年時点推計

長崎県の市町別生産年齢人口

 国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、長崎県の2050年時点の生産年齢人口(15~64歳)は20年に比べて全21市町で減少。このうち12市町は半数未満になる見込み。
 減少率が最も高い新上五島町は、20年の生産年齢人口を100としたときの指数が26.2。ほかに指数が50を割り込むのは南島原、小値賀、対馬、東彼杵、五島など11市町。県内で最も人口が少ない小値賀町は20年に930人だった生産年齢人口が300人台まで落ち込む見通し。
 県都・長崎市の指数は58.5で約9万5千人の働き手が消える。佐世保市の減少率は県内で4番目に低いものの、約5万3千人減る見込み。

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