すでに春節恒例に、人気ドラマ「宮廷の諍い女」を「24時間マラソン配信」

2011年の中国時代劇ドラマ「宮廷の諍(いさか)い女」(甄嬛伝)が、今年の春節(旧正月)シーズンにも再び動画投稿サービス・YouTubeで「24時間マラソン配信」を行い、人気を集めている。

中国の女優スン・リー(孫儷)主演の「宮廷の諍い女」は、台湾のテレビ局が21年の春節に初めて「24時間マラソン配信」を行い、最高で3万5000人に迫る視聴者数を獲得。その後は春節の新たな風物詩となり、今年も引き続き配信が行われている。

13年前に社会現象化したヒット作の「宮廷の諍い女」だが、昨年末には同作を手がけたジェン・シャオロン(鄭曉龍)監督が中国メディア・搜狐(SOHU)の催しに出席した際、ノーカット版が存在することを語ったのも大きな話題に。その人気は衰えることなく続いている。

なお、「甄嬛」の侍女として一緒に宮中へ入り、その後は皇帝の弟「果郡王」の側室となった「浣碧」を演じた女優ラン・インイン(藍盈瑩)は、カットされた部分には「果郡王」とのシーンが多くあったことを明かしている。

台湾メディアでは「宮廷の諍い女」の「24時間マラソン配信」に合わせて、出演者たちの裏話も報じている。入内から年月を経て皇后まで上りつめる「甄嬛」を、当時まだ28歳のスン・リーが見事に演じているが、クランクイン後に最初に撮ったのは、皇后の計略にはまって「妃」の位を失い、皇帝に失望して、剃髪し尼寺に入るシーンだったという。 (Mathilda)

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