黒ニンニクで”地ビール” 新たな特産に

県内の企業などが連携して開発した“地ビール”が完成しました。使われているのはにんにくを熟成させた「黒にんにく」で新たな特産品になることを目指します。

県内産の黒にんにくを使った地ビールその名も「極みの黒」です。今回の地ビールは秋田県信用組合の仲介のもと、黒にんにくの加工を手掛ける北秋田市の会社しらかみファーマーズと、秋田市のビール醸造所ホップドッグブルーイングが手を組んで生み出されました。

材料に使われているのはにんにくを発酵・熟成させた黒にんにくです。1か月ほど熟成させることでにんにく特有の臭いや辛みが大幅に減り、にんにくそのものが持つ糖度が引き立つという黒にんにく。この甘さが今回の地ビールにも生かされています

廣田裕司アナ「香りも本当にフルーツのような甘い香りがします。ではいただきます。ずしっとしたこう重みのある深みのある、コクのある味ですね。

当然ですがにんにくの臭みはなくて。ゆっくり喉にゆっくり流し込むように飲むと、その味わいがよりわかるかもしれませんね」

ホップドッグブルーイング長谷川信代表 「使いやすい果物だとかだと比較的イメージしやすいんですけども、ニンニクというのはなんともそのイメージが…難しいところで。ただ、今回そういう意味ではお客様にスムーズに受け入れていただけるものができたのかなと思っています。」

しらかみファーマーズ小林郷司社長「どれぐらい売れるか、どのような消費者の声があるかというのが興味あるところですが、これが県内産のニンニクの生産にもつながりますから、どんどん広がっていっていただければなと思います」

地産地消を目指す「極みの黒」は県内の道の駅などで来月中に販売が始まる予定です。

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