サッカースタジアム構想 鹿児島市長が「北ふ頭」断念を正式表明 「白紙に戻すと決断」

多機能複合型サッカースタジアム構想について、北ふ頭整備の断念を正式に表明する鹿児島市の下鶴隆央市長=13日午後、市役所

 鹿児島市の下鶴隆央市長は13日、多機能複合型サッカースタジアム構想について、鹿児島港本港区北ふ頭での整備を断念すると正式に表明した。同日の定例会見で「白紙に戻すと決断した」と述べた。

 スタジアム整備を巡っては、市が2019年に、本港区のドルフィンポート跡地と住吉町15番街区、浜町バス車庫の計3カ所を候補地に選定した。その後、浜町は敷地を所有する民間事業者の取り下げ要請を受けて除外し、他2カ所も断念。23年6月、新たな候補地として北ふ頭を表明していた。

鹿児島市がスタジアム整備を断念した北ふ頭。貨物倉庫や旅客ターミナルが立つ=1月8日(本社チャーター機から撮影)

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