現地時間2月9日から12日にかけて、セリエA第24節の10試合が行われた。
首位インテルは指揮官交代後3連勝中のローマとアウェーで対戦。激しい雨が降る中での試合は17分にCKからフランチェスコ・アチェルビがヘッドで流し込みインテルが先制したものの、ローマも28分にセットプレーからジャンルカ・マンチーニのヘディングシュートで同点とし、44分にはカウンターからステファン・エル・シャーラウィが逆転ゴールを奪う。しかし後半に入るとインテルが再び反撃。49分に右サイドからのクロスをマルクス・テュラムが流し込んで同点に追いつくと、56分には左サイドからのクロスが相手のOGを誘って勝ち越しに成功する。試合終了間際にはアレッサンドロ・パストーネがダメ押しゴールを奪い、インテルが注目の上位対決を制した。
ウディネーゼをホームに迎えたユヴェントスは序盤からゲームをコントロールして何度もチャンスを作ったが、フィニッシュに精度を欠いてなかなか得点を奪えない。すると25分、ウディネーゼはセットプレーの流れからラウタロ・ジャネッティがこぼれ球を押し込んで先制に成功する。その後はユヴェントスが猛攻を仕掛け続けたが、相手GKの好守もあって得点は奪えないままタイムアップ。ウディネーゼが大金星を奪い、ユヴェントスは首位インテルから7ポイント差に後退した。
前年度王者ナポリをホームに迎えたミランは25分、インナーラップを仕掛けたテオ・エルナンデスがラファエウ・レオンからのスルーパスを受けてそのままゴールに流し込み先制に成功する。その後、チャンスを作りながらも追加点は奪えず、後半には相手に攻め込まれる場面が続いたものの、なんとか逃げ切りに成功し1－0の勝利を収めた。
ラツィオはアウェーでカリアリと対戦。26分にOGで先制すると、後半開始早々にはチーロ・インモービレが味方のシュートを相手GKが弾いたこぼれ球に反応して冷静に蹴り込みリードを広げる。その直後に1点を返されたが、65分にはカウンターからフェリペ・アンデルソンが追加点を奪って再び2点差とし、そのまま3－1で勝利した。鎌田大地は78分から久々の出場を果たし、何度か決定機を演出した。
フィオレンティーナは5－1でフロジノーネに快勝し連敗を2でストップ。ボローニャはリカルド・オルソリーニの2ゴールなどでレッチェに4－0の完勝を収め、2連勝を飾った。アタランタは4－1でジェノアに勝利を収めている。
エンポリは1－1で迎えた終盤に2ゴールを奪い、サレルニターナに3－1で勝利。この敗戦を受け、サレルニターナはフィリッポ・インザーギ監督を解任している。サッスオーロ vs トリノは1－1、モンツァ vs ヴェローナはスコアレスの引き分けに終わっている。
◉セリエA 第24節 結果
サレルニターナ 1－3 エンポリ
カリアリ 1－3 ラツィオ（ハイライト動画）
ローマ 2－4 インテル（ハイライト動画）
サッスオーロ 1－1 トリノ
フィオレンティーナ 5－1 フロジノーネ
ボローニャ 4－0 レッチェ
モンツァ 0－0 ヴェローナ
ジェノア 1－4 アタランタ
ミラン 1－0 ナポリ
ユヴェントス 0－1 ウディネーゼ
