大阪城「梅林」ピークは2月末まで、外国人観光客らで賑わう

早くも春の兆しが見え始めている2月。関西屈指の梅スポット「大阪城公園」(大阪市中央区)では梅林が見頃を迎え、外国人観光客らで賑わいをみせている。

「大阪城 梅林」の様子(2024年2月12日撮影)

大寒波が到来した2022年末と打って変わって気温が高い日が続いたこの冬。同園植栽担当の菅野浩一さんによると、「(2023年の)12月は気温が20度近くまで上がり早咲き品種の開花が早かったが、現在(中咲き品種)は例年と同じくらいの開花状況」とのこと。

1974年に開園した同梅林は、105品種・1245本もの梅を楽しめる関西の名所のひとつ。紅白や薄いピンクのほか、同じ花でも2色に色づく「咲き分け」をしたものなど、多様な品種を鑑賞できる。さらに毎年「今年の梅」を決めて紹介しており、今回は白い八重の花が滝のようにこぼれ落ちるように咲く「白滝枝垂れ(しらたきしだれ)」が選ばれた。同梅林には7本植えられており、各所で目を惹く人気の品種だ。

「大阪城 梅林」にシーズン中のみオープンする「ローソン S梅林」

また、広場にはこの時期限定の「梅林ローソン」も営業中。かやぶき屋根や木造の趣深い店舗では、通常商品のほか、梅菓子や肉まん、甘酒などのあったかメニューもラインアップ。店内や広場のベンチでのんびりと過ごすことができる(営業は3月17日まで)。

新型コロナの「5類移行」後、初めて迎えた梅シーズン。3連休の最終日となった2月12日、ファミリーやカップル、外国人観光客らで賑わい、皆思い思いに撮影を楽しんでいた。「大阪城 梅林」は2月末頃までが見頃のピーク。入場は無料。

© 株式会社京阪神エルマガジン社