サーモン教室、魅力教えマス 大船渡で養殖見学や調理体験

陸上養殖するニジマスに餌をあげる参加者

 大船渡市の水産業振興に取り組む市地域おこし協力隊の岡田真由美さん(49)は10日、市内でサーモン教室を開いた。陸上養殖の現状や地元産のおいしさを知ってもらおうと企画。参加した親子連れらに生態や養殖方法を伝えながら、地域の魅力を発信した。

 市内外から17人が参加し、同市の盛川漁協(佐藤由也組合長)のサケマスふ化場(赤崎町)や養殖場(猪川町)を見学。養殖場では、ニジマス(トラウトサーモン)への給餌を体験し、魚粉や小麦粉などで作られた餌を与えると魚が勢いよく動き、水しぶきが上がった。

 見学後、ニジマスの調理体験も実施。5班に分かれて、ちゃんちゃん焼きや刺し身を作った。出来上がった料理を頰張り、「おいしい」と声を上げる参加者も。食事を楽しみながら、サケの生態やサケとサーモンの違いなどを学んだ。

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