イスラエル軍、人質2人を救出 ガザ最南部、空爆も74人死亡

パレスチナ自治区ガザ南部ラファでの作戦で救出されたとする人質の男性。イスラエル軍が12日公開した(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍は12日、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファで、イスラム組織ハマスが拘束していた人質の奪還作戦を行い、2人を救出したと発表した。作戦では周辺地域を空爆、パレスチナメディアによると、少なくとも74人が死亡した。軍は避難民ら約150万人が集まるラファに地上侵攻する構えで、民間人被害のさらなる拡大に懸念が強まる。

 バイデン米大統領はワシントンで12日に記者会見し、少なくとも6週間の戦闘休止や人質解放に向け、米国が交渉していると語った。エジプトメディアによると、米国、イスラエル、カタール、エジプト4カ国の情報機関トップらが13日、休戦案を巡る協議をカイロで実施した。

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