「僕たちは望んでいるところにいると思う」シミュレーターで新車SF-24をドライブしたルクレールが自信を見せる

 2月13日、スクーデリア・フェラーリは2024年型マシン『SF-24』を発表した。フェラーリは今年もフレデリック・バスールが代表を務め、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツがステアリングを握る。

 ルクレールは昨年、優勝は果たせなかったものの、安定して上位入賞を続け6度の表彰台を獲得した。今年1月にはフェラーリとの契約を延長したことを発表しており、ルクレールは2025年以降もチームに留まることになる。2024年シーズンを戦うSF-24の公開後、ルクレールは次のようにコメントを発表した。

「ボディワークの白と黄色の部分を含め、クルマの外観をとても気に入っている。でももちろん、トラックでどのようなパフォーマンスを発揮するのかということに関心を持っている。それがすべてだからね。SF-24は感度が低く運転しやすいはずだし、僕たちドライバーにとって、うまくやるためにはそれが必要だ」

「マシンはいくつかの面で一歩前進したと期待しているし、シミュレーターで感じた印象としては、僕たちは望んでいるところにいると思う」

「今シーズン、目標は常に上位にいることだ。ファンに優勝を捧げることで、応援してもらえるようにしたい」

スクーデリア・フェラーリの2024年型マシン『SF-24』

 一方サインツは、昨年レッドブル以外で唯一優勝を飾ったドライバーである。シンガポールGPでポールポジションを獲得したサインツは、決勝レースでミスのない走りを披露し、時には後続のドライバーにわざとDRSを使わせるなど巧みなドライビングでトップの座を守り切った。

 しかしフェラーリは2025年に7度のF1チャンピオンであるルイス・ハミルトンを迎え入れることを決めたため、今年はサインツにとってフェラーリでの最後の年になる。2024年シーズンに向けてサインツは、「最初にSF-24を見た時、マシンに乗ってエンジンをかけるのが待ちきれなかった」と語った。

「今はコースでドライブして、シミュレーターから得た感触と相関性があるかどうかを確認するのが楽しみだ。それが僕たち全員の望んでいる進歩だからね」

「目標はよりドライブしやすいマシンを手に入れ、一貫したレースペースで走れるようになることだ。というのも、それが優勝を争うための基本的な必要条件だからだ。僕たちドライバーは、エンジニアに正確なフィードバックをするためにベストを尽くしてきた。マラネロの従業員は僕たちの要望に耳を傾けてくれると確信している」

「昨年は思い通りにいかなかったときでさえ、ファンはとても応援してくれたのだから、僕たちは彼らに応援してもらえるだけのことをしたい」

シャルル・ルクレール&カルロス・サインツ(フェラーリ)

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