17人が立候補 無投票一転、選挙戦に 金ケ崎町議選

 任期満了に伴う金ケ崎町議選は13日告示され、定数16に対し、現職と新人合わせて17人が立候補を届け出て、5日間にわたる選挙戦の火ぶたを切った。候補者の擁立が難航し、告示直前に定数に届いたことから無投票になるとみられたものの、新人1人が名乗りを上げ、定数1人を上回る少数激戦となった。

 立候補者の内訳は現職13人、新人4人。男女別は男性14人、女性3人。政党別は公明、共産、幸福が各1人、他は無所属。地区別では街地区が現職4人、三ケ尻地区が現職1人、南方地区が現職3人と新人2人、永岡地区が現職と新人各1人、西部地区が現職2人、北部地区が現職2人と新人1人。

 立候補の届け出受け付けは午前8時30分に町役場で始まり、告示前に立候補を表明していた16人の陣営が午前中に届け出を済ませて選挙カーなどで支持を訴える中、午後5時の締め切り約2時間前に新人1人が届け出た。

 告示1カ月前の時点で現職5人が勇退の意向を示し、うち2人は後任擁立を固め、他の3人は擁立が難航していた。その後にいずれも擁立を断念したため、一時は定員割れが懸念される事態に陥っていた。

 当初見込んでいた新人候補者について擁立を断念した陣営の主導者が告示日当日ぎりぎりの判断で自ら立候補したことで、選挙戦に突入した。

 投票は18日午前7時~午後6時に町内11投票所で行われ、即日開票される。期日前投票は14~17日午前8時30分~午後8時に町役場で、15日午前10時~午後8時にイオンスーパーセンター金ケ崎店で、それぞれ行われる。

 同町の選挙人名簿登録者数は12日現在で1万2863人(男6601人、女6262人)。新人4人出馬

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