「富山に勇気と元気を」 朝乃山、復興願う 春場所へ本社で意欲

「富山に勇気と元気を」と書いた色紙を手にする朝乃山=富山新聞社

 大相撲の元大関で幕内の朝乃山(富山市呉羽町出身、富山商高OB、高砂部屋)が13日、富山新聞社を訪れ、能登半島地震の被災地復興を願い、3月10日初日の春場所へ意欲を語った。被害が大きかった氷見市の被災現場を目の当たりにし「自分はいい相撲を取って、勇気と元気を与えるような相撲を取っていきたい」と決意を込めた。

 3月1日で30歳になり、「高い目標を持って、一日一日、悔いがないようにしたい」と語った。この日は母の故郷である氷見市も訪れた。被災地へのエールを込めて色紙に「富山に勇気と元気を」としたため、「みんなで協力し合い、負けないで一緒に頑張っていきたい」と心を寄せた。

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