【GXエデュケーション】三浦梅園の世界観を建築やデザインに取り入れたら【大分県】 日本文理大工学部建築学科の講義「スペースデザイン」

櫛間小梅さんの作品「昼夜」=2月10日、大分市寿町のいいちこアトリウムプラザ

 江戸時代に国東半島に暮らした哲学者の三浦梅園の世界観を建築やデザインに取り入れたら―。日本文理大(大分市一木)工学部建築学科の講義「スペースデザイン」では、時代を超えた思想を現代のデザインに生かし学生が作品の制作に励んでいる。担当教員は「世界の他に例のない、ここだけの講義」と紹介している。

 講義のテーマは「一則一一」×「デ・ステイル」の家具設計。三浦梅園の世界モデルと第1次世界大戦中にオランダで起こった芸術運動「デ・ステイル」の造形手法を参考にした家具をデザインし制作する内容。近藤正一教授と、同大学客員教授で、段ボール製クラフトを企画・開発する「国東時間」(国東市)の代表取締役でプロダクトデザイナーの松岡勇樹さんが担当している。

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