福島県の高校生「1カ月に1冊も本を読まない」男子65.4%、女子57.0% 男子は過去10年で最高 2023年度

 福島県高校司書研修会は、2023(令和5)年度の高校生読書調査の結果をまとめた。県内の高校生のうち、1カ月に1冊も本を読まない生徒の割合は男子が65.4%(前年度比0.1ポイント増)、女子が57.0%(同0.9ポイント減)となった。男子は過去10年間で最高、女子は2年ぶりの減少となった。

 1カ月に1冊も本を読まない生徒の割合の推移は【グラフ】の通り。男女ともに半数以上が1冊も本を読んでいない傾向が過去10年間続いている。男子は全学年で6割を超えた。

 複数回答で理由を尋ねたところ、「勉強・部活動・アルバイトなどで忙しい」(男子49%、女子58%)が男女ともに最も多かった。「ネットやテレビ、ゲームの方が楽しい」(男子47%、女子41%)、「雑誌やマンガの方が好き」(男子33%、女子30%)などが続いた。

 調査は県立、私立の高校計75校を対象に昨年8月から10月にかけて実施した。3万508人(男子1万5813人、女子1万4695人)が回答した。

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