特産サルナシで新しい菓子開発 軽米の三セク、一関の松栄堂と

新商品をPRする小野寺宏真社長(左)

 軽米町の第三セクター町産業開発(社長・山本賢一町長)は町特産のサルナシを使った新商品「さるなしもっち」を発売した。一関市の老舗菓子店松栄堂(小野寺宏真社長)と共同開発した一口サイズの餅菓子で、サルナシの生産振興と担い手確保へ期待を込める。

 すりごまの蜜を餅で包んだ松栄堂の看板商品「ごま摺(す)り団子」のシリーズ商品として開発し、サルナシのペーストを餅で包んだ。もちもちした食感とサルナシ特有の甘酸っぱさ、フルーティーな香りが特長だ。

 松栄堂に製造を依頼し、6回の試作を重ねて約半年で完成した。若い世代にも町特産品を知ってもらおうとパッケージには町イメージキャラクター「さるなっし~」をデザインした。

 1箱(8個入り)961円。町物産交流館、ミル・みるハウス、町産業開発のオンラインショップで販売中。問い合わせは町産業開発(0195.43.4666)へ。

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